社長の賞与はいくらにすれば良いのか
社長の給与については、先日書いたので、次は賞与について。
起業したなら、
今までとは、賞与の考え方が丸っきり違う
と割り切ってください。
今まで会社員をやっていて、起業して社長になった方からは、
業績に応じて、年2回は賞与を出したい
とか言われることがあります。
従業員に、ではなく(これは、もちろん問題ありません)、自分(社長)にっていうことですよ。
ですが、ここではっきり申し上げておきましょう。
起業して社長になったのであれば、賞与をあてにしてはいけません。
もっとはっきり書かせて貰うなら、
社長の賞与はなくしましょう
ということになります。
ややこしい処理や問題を少しでも減らしたいという観点でいえば、賞与はゼロ円が良いです。本当に。
とはいっても、会社員の賞与のイメージをひきずっている人もいるでしょうから、とりあえず、こう覚えておいて下さい。
社長の賞与は、会社の利益が固まった後に、その一部分を貰うもの
こう考えて貰えれば、年度中、業績が良かったら賞与が貰えるっていう考え方はやめて頂けるかと思います。
税務署の視点で覚えた方が解りやすいかもしれませんね。
社長の賞与を好きに出せたら、会社の利益なんて、いくらでも操作できるから
と覚えておいて貰っても大丈夫です(笑)
とにかく、翌年度の給与を決めるときに、賞与も決めればなんとかなるんですが、起業直後で少しでも処理を減らしたい時期なら、
社長の賞与はなし
と決めてもらった方が処理が楽です。
出すなら、税務的には通らないだろうな~という意識で出すようにしてください。
業績が良くて、今後も継続出来そうなら、翌年度の自分の給与を普通に上げましょう。