起業は会計が救う

起業する人(している人)に向けた会計や税務のアドバイス。

残業した社員への食事代は経費で落ちます

実は、

社員の食事代でも、経費で落とす事が出来るものがあります

という話について。

  

社員に対する食事を会社で経費負担するのは、実は、結構むずかしいです。

この前も書きましたが、

社員への支出 = 給与

が原則だからです。

接待の費用とかが色々と面倒なのは良く知られていると思いますが、ランチの費用すら、面倒な基準を守らないと経費処理できません。

(ある程度の規模の会社で、社員のランチを会社で補助したい場合は、税理士に相談してください)

 

ですが、実は、社員への食事を、会社で補助できる危なくない方法がいくつかあります。

 

その一つが、

残業者に食事を支給する分については、会社が経費で落として問題なし

というルール。

 

意外と知られていませんが、残業しているということ以外には、

特に条件などもなく、

役員だろうが、一般従業員だろうが、食事の額と明確に言い張れる限りは大丈夫です。

(基本的には、社内で食べるデリバリー程度の値段にしておいて下さいね。あくまで、食事ですので。)

これまで問題になった例を見た事はないのですが、あまり額が大きくなると、

本当に残業してたのか?

と疑われるかもしれないので、

対象者の名前と、残業していた事実がわかる書類

くらいは、領収書と共に、すぐに出せるように準備しておくと良いかな、と思います。