起業は会計が救う

起業する人(している人)に向けた会計や税務のアドバイス。

社員旅行の費用も経費で落とせます

一時期、下火になっていた気がするのですが、

社員旅行をやりたい

という話を、起業したばかりの会社から聞く事があります。

そこで、社員旅行は経費で落とせるのか、という点について。

 

社員旅行は、税務では、慰安旅行、なんて用語でよばれたりします。

なんとも古くさい言葉ですね。

税務署の、

旅行=仕事ではない=経費で落とすな

といいたい気持ちがにじみでているようなきもします。

さすがに、税務署も、ちょっと古くさいと思ったのか、最近は、「従業員レクリエーション旅行」と言い替えられる傾向にあるようですが。

以上、ちょっとした豆知識。

 

それは、さておき。

この社員旅行の費用を会社が負担した場合、どうなるか。

基本は、多くの費用とおなじで、社員への給与扱いとなってしまいます。

しかし、起業したばかりの社長は(別に老舗の社長でもいいのですが)、

社員旅行は仕事に必要なイベントなのです

と主張することにしましょう。

そして、経費で落とせる道を探しましょう。

 

実際、社員間で仲良くなれたりするから社員旅行を企画するのでしょうし、

業務の一環ともいえるはずですし。

 

ただ、過去にそういうやり取りが多々あったようで、

税務署の方でも、経費として認めるラインを発表しています。

ですので、以下の条件は満たすようにして下さい。

 

・旅行の期間は4泊5日以内であること

・企画した職場(支店とか)の50%以上の人が参加すること

 

日数は、海外の場合は、現地の滞在日数で計算してもらえれば大丈夫です。

 

そして、現金支給は認められません。

旅行いかなかったら、現金わたすね、はダメです。

 

あとは、金額が常識的なものであれば、大丈夫でしょう。

経費で落とせる項目として、うまく活用してください。