起業は会計が救う

起業する人(している人)に向けた会計や税務のアドバイス。

会社法を一言でいうと

会社法の改正のはなしが新聞に出ていますね。

最近は減りましたが、少し前は、若い人からも、年配者からも、

会社法なんて知りませけど?

なんて言われるのを面白く思ったものです。

意外と、そういう基本的な事を簡単に説明しているところがないようなので、

ここで、「もっとも簡単な会社法の説明」を試みてみようと思います。

もっとも、細かい内容については、もちろん触れません。

 会社法は、2005年~2006年にかけて(法律ができたのと、実際に運用されるようになった時期が違うので)、

商法という法律の、会社に関する内容をごっそり抜き出して、その上で、あちこち修正して作った法律です。

以上。

 

いや、本当に。

この事実、意外と大事なんですよ。

年配者が知らないのは、

昔は会社法なんてなかった

からです。

 

そして、若い人が知らないのは、

会社法には、会社の中身しか書いてないから、

会社の中身に関係する身分になるまで(普通は、社会人になって、おまけに管理部門とかに配属されるまで?)は、触れる機会がないから

です。

 

普通の商売に関する内容は、今まで通り、商法に残ってますし、そもそも、普通の人は、民法の方が接する機会もおおいですかね。

 

以上、当たり前のように書いてますが、この法律が出来た時は、凄かったんですよ。

なんせ、商法という重要法律の、かなりの部分が、ごそっと無くなってしまうんですから。

そういう事に興味ある方は、商法の条文を見てみて頂くと面白いですよ。

 

第三十一条のあと、第五百条まで、永遠に

削除

が延々と続いてますから。

 

商法

https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=132AC0000000048

 

実際、会社法になって、会社運営の仕組みなんかもそれなりに変わりまして、当時は、関係者はみんな大変な思いをしました。

今となっては、良い思い出?です。

 

普通の人は、会社法の中身なんて、大して興味はないと思いますので、

とにかく、会社法、と聞いたら、

あ、商法の一部分を抜き出してつくったやつね

で、商法ってのは、商売のことが書いてある法律だったよね

と思えれば、十分なのではないかと思います